憧れの菓子メーカーに転職した、二十五歳の裕梨。営業部に配属された彼女は、尚宏のもとで働くことになる。花形部署のエースである彼は、陰で『営業部の王子様』と言われるほど容姿端麗で、物腰もやわらかい。共に仕事をしていくうち、二人は想いを通わせるようになる。彼に溺れるくらい愛されて幸せを噛みしめる裕梨だったが、そんな彼女にはひとつ不安があった。時折尚宏が、苦しげにこちらを見つめるのだ。彼の纏う影の理由を聞けないでいたある日、裕梨は偶然、彼の亡くなった元恋人が自分と瓜二つであることを知り―…もしかして、わたしは身代わりなの?甘く切なく胸が疼く、大人のすれ違い愛。
【著者紹介】
小日向江麻 : 2004年よりWebサイト「*polish*」にてichigo名義で恋愛小説を公開。「マイ・フェア・プレジデント」にて出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
2004年よりWebサイト「★polish★」にてichigo名義で恋愛小説を公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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