悲愴

内容紹介

ストーリー

【シリーズストーリー】
帝都大学の施設内で、片手に拳銃を持ち立つくす“亜柳愴(あやなぎ そう)"。その足元には友人の“優梨奏太(すぐり そうた)"が頭から血を流して倒れている。夢とも現実とも取れない光景に動揺する愴。どこからか愴を呼ぶ声が聞こえてきた。気がつくと、目の前には友人の茉莉(まつり)とシンがいる。そこへ奏太の双子の弟、奏亮が現れ前日から行方が分からないと話した。愴は自身の身に起こった事を話せないまま、その場から立ち去った。/翌朝、奏太の遺体が発見された。現場を訪れたのは刑事の園田マリコ(そのだ まりこ)、長柄雄咲(ながえ ゆうさく)、鳴島圭吾(なるしま けいご)の三人。遺体を確認する長柄は、銃弾が頭を貫通していない事を確認した。園田マリコは遺体のすぐ横に落ちている45口径の薬莢を手に取り、貫通するはずの弾丸が頭の中に残っている事を不審に思い捜査を開始した。/奏太を殺したのは自分かもしれないと怯える愴は、施設内にある橋に違和感を感じ近づいていくが、なぜかそこから前に進む事が出来ない。そこへ一人の女が現れた。“月水胱(つきみず こう)"と名乗るその女は、愴にカプセルを手渡し去っていった。愴がそのカプセルを飲んだ時、驚愕の真実を知る事となる。/結末はいかに…
【シリーズ解説】
それだけで充分人間なんだよ。