フォーマット | CD |
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構成数 | 1 |
国内/輸入 | 国内 |
パッケージ仕様 | - |
発売日 | 2010年03月17日 |
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規格品番 | VICL-63557 |
レーベル | Victor Entertainment |
SKU | 4988002592517 |
本来、混ざり合わないもの同士が混ざり合ったときに生まれる良い違和感をテーマとした4枚目のアルバム。これまで以上に音楽シーンに対して喰らいつこうと攻め込んだ今作は、前作からの延長線上にあるテクノサウンドをロックに混ぜ合わせることや、マジョリティーの中のマイノリティーであることを決意表明のように表現した作品。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:51:27
ワンルーム・ディスコ感覚の数曲が気に入っていた前作『シンシロ』なんだけど、それよりも<新十白>という重箱読みに代表される佇まいのユニークな違和感が引っ掛かっていた。翻ってこの新作では、豊富な語彙が文脈を無視して飛び出すような違和感がバンド内に上手く根を下ろした結果なのか、アレンジや旋律や語感の違和感がそれぞれ寄り添って独創性に転化されている。“アルクアラウンド”など一点を狙ったダンス・トラックも、ポリスっぽい“Klee”やテレヴィジョン風の“表参道26時”、陽光がなみなみと注ぎ込まれたダブの終曲など幅広い意匠も、いずれも自分の言葉で喋っているような音像が好ましい。この様子ならもっと遠くまで泳げそうだし、潮に揉まれて美味しく育ったらまた釣って食べます。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード (vol.319(2010年3月25日発行号)掲載)