発売日 | 2011年12月27日 |
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フォーマット | CD |
構成数 | 1 |
製造国 | 輸入 |
レーベル | Otaken Records |
規格品番 | TKC341 |
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クレンペラーのマーラー2番('51ライヴ) 奇跡の再生音で“復活”!
当演奏の既出CDの音質は、ノイズを取りすぎて演奏の生気まで失われたものや、音質をさわらないのは良いが、歪みやノイズが演奏の鑑賞を妨げるもの等、満足出来るものはありませんでした。今回、未開封非売品見本盤から復刻された音質は、にわかにこれが1951年の録音であることが信じることが出来ないぐらいすばらしいものです。音の古さを全く感じさせない周波数レンジの広さと、クレンペラーのどこまでも延びて行く、とてつもないクレッシェンドに充分堪え得るダイナミックレンジの広さには、驚くばかりです。しかもどんな強音でも音自体が割れたりすることなく、そこに微動だにしない安定感があります。早世の名花、キャスリ-ン・フェリア-のどこまでも深いコントラルトを大変リアルに捕らえているのも嬉しいかぎりです。持続する小プチノイズはアセテート原盤に由来するもので、気になるものではありません。アセテートは慎重に保存すれば、テ-プより高音質を保持出来ると言われ、今回はその成功例と言えましょう。演奏は正直、既出盤の音質の悪さも手伝って、注目していませんでしたが、今回の音で聞くと、途方もなく優れた演奏であったことが、判明しました。クレンペラーのマラ2のベスト、否、すべてのマラ2のベストとして良いのではと思える程です。同年の夏にはかの「バイロイトの第九」が生まれますが、凄い年もあったものだなぁと痛み入ります。
翻ってわが国を鑑みるにつけ、今年始はニューイヤーも良いが、この「復活」を聴いて国の復興、復活に思いを馳せたいと存じ上げる次第です。 (オタケン・レコード太田憲志)
東武ランドシステム
発売・販売元 提供資料 (2011/12/05)
構成数 | 1枚
【曲目】
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」
【演奏】
オットー・クレンペラー(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,合唱団
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
【録音】
1951年7月12日 オランダ音楽祭(ライヴ)
音源:未開封非売見本盤