『独歩には言えない秘密がある』独歩はときおり一二三のベッドに潜り込み睡眠を貪ろうとする。そんな独歩を静かに迎え入れる一二三には、彼に言えない秘密があった。両片思い。はぴえんです!
一二三には、独歩には言えない秘密があった。
――独歩は限界まで働いて泥のように眠りたいとき。自分の部屋を抜け出すクセがあった。
抜け出した独歩は、今は一緒に住む一二三のベッドへと忍び込む。
人の体温を求めて縋るように手を伸ばす。そんな彼の仕草が可愛くて、愛おしくて。
いつからか一二三も“親友の熱で体が疼いてしまう”…そんな風になってしまったのだ。
わずかに聞こえる独歩の寝息が、じわじわと背中から伝わる熱が
どうしようもないくらい堪らなくて、気持ちがいい。
親友(どっぽ)を相手に、こんな反応はしてはいけない、そう分かってはいるのに――
サークル【七々彩芽】がお贈りする“Crazy Lyric Battle”新刊は、
独歩に対する想いが徐々にエスカレートしていく一二三の物語。
秘めている独歩への想い、秘めているこの身体の疼き。
一二三が抱く熱はこのまま変わらず留まったままなのか。それとも…。
きゅん、と切なくもあり、甘い。そんな両片思いのどひふをお届けする
『もしも親友(どっぽ)に秘め事ができたら』。彼らの行く末はどうぞお手元でご覧ください。