フォーマット | CD |
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構成数 | 1 |
国内/輸入 | 国内 |
パッケージ仕様 | - |
発売日 | 2013年03月13日 |
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規格品番 | VICL-63999 |
レーベル | Victor Entertainment |
SKU | 4988002642694 |
決定的にサカナクションを世に知らしめることとなった6枚目のアルバム。表裏一体をテーマに、大衆に向けて放つ表の楽曲と、自分たちの好きな音楽を鳴らした裏の楽曲を1つの作品として表現したサカナクションの完成形ともいえるセルフタイトル作。これまでの作品の中でもダンスミュージックを意識したグルーヴが感じられる1枚。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:59:24
ゴスペル調の合唱で始まるクールなテック・ハウス──AOKI takamasaとの共作曲"INORI"を冒頭に置いた点に象徴的だが、バンドがこれまで以上に〈ダンス・ミュージックであること〉へ意識を傾けたであろう新作。タイアップ付きの先行曲を適所に配しつつ、表題とは裏腹の哀愁ディスコ"なんてったって春だ"から生活音をカットアップした"映画"まで、初出の6曲を一気に聴かせる中盤の抑揚あるグルーヴも、不特定多数に向けた祈りから個の内側へ収束する詞の流れも抜群にイイ。ラストは〈祈り〉を〈想像〉に託したジョン・レノンのあの曲を想起させる"朝の歌"。夜に生きる〈僕〉が〈面白そうに朝日を眺める飛び魚〉になって幕を下ろす本作は、5人がここからより高く飛翔するための大きな道標になるだろう。
bounce (C)土田真弓
タワーレコード (vol.353(2013年3月25日発行号)掲載)